DAY2
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孤児院育ちのアニー。 6歳のとき、元柔道家のジジイに連れ出された。
「強くあれ」が信条のジジイだった。 いろんな武術を教え込まれ、すごく身体を鍛えられた。
基礎を学んでからは2人で武者修行の旅へ。 猛者を求めては戦い、いろいろなことを学んだ。
そして旅の終わりにはアニーは14歳になっていた。 幸い、ジジイはジジイのままだった。
とある朝。
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ジジイ |
「アニー、これまでの修行・・・よくぞ耐えた!強くなったなッ!!」 |
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アニー |
「あい!アニーはついにジジイ越えしたかもなッ!!」 |
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ジジイ |
「ふふ・・・・・お前にこれを託す時が来たようじゃな。」 |
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奥の部屋へと入っていくジジイ。 そこから持ってきたのは、大きな岩。
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アニー |
「・・・? なんやこれ。」 |
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ジジイ |
「これはな・・・儂の一族に伝わる伝説の、スキルストーンじゃ!!」 |
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ジジイ |
「こいつを持つと水中で自由自在に動けるというッ!!」 |
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アニー |
「ナントッ!それはすごいのぅ!!!!」 |
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ジジイ |
「じゃろ!こいつを持って水中の修行をしてくるのじゃ!!」 |
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ジジイ |
「それにて最後の修行とするッ!!」 |
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アニー |
「水中か!楽しそうだなッ!!」 |
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ジジイ |
「猛者どもを討ち倒してくるがよいッ!!」 |
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アニー |
「アイアイサーッ!!」 |
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アニー |
「だあぁぁーッ!!!!ジジイィィーッ!!!!この岩めっちゃ重いでござるぞコノヤローッ!!!!責任取れーッ!!!!セッキニーンッ!!!!」 |
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やっとの思いで海底探索協会に到着する。
窓口で頑張って話を聞いた。 罪なきブタを殴れる勇気と残酷さを試すって言われた。 と、何とかちゃんと理解できた。
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アニー |
「アニーは無問題だぞッ!! 罪なきブタも殴れる、強いヤツだッ!!!!」 |
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普通の人間なら、罪なきブタを殴るのはとても困難なことだろう。 しかしアニーはとても賢い人間だった。
なんと、ブタに謂れのない罪を着せたのだ!
アニーの大好きなプリンを食べた上に 保険にと隠しておいたプリンまでも開封して それをアニーの顔にぶち撒けたのである。このブタは。
最低のブタである。クズと言っていい。 この世のブタの中でも最悪の部類に入るクズっぷりだ!
そんなブタには当然、制裁が必要だッ!!
そうだそうだッ!!!
やってしまえアニーッ!!!!
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アニー |
「アニィィのプリンのカタキィィィィィッ!!!!!!」 |
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